愛知県では令和5年度から公立高校入試が変わります。2回あった学力検査が1回になったり、多くの上位校では学力検査の得点が2倍になるなど、入試制度が大きく変わる年です。大きな変更の一つとして、これまで記述式だった学力検査が、マーク式になります。
大きく変わるんだね!今まで受けていた模試は記述式ばかりだったのに、急にマーク式の問題って・・・。これは対策をしておかないと不安だよね(>_<)
これまで記述式テストだった愛知全県模試が2022年12月(第5回目)からマーク式になるとのことで、我が家の長男くん久しぶりに受験することにしました。
- 全県模試がどんな試験か知りたい方
- マークシート形式のテストは心配だなぁと思っている方
- 通塾はしていないけど模試だけ受けられるの?と思っている方
全県模試のメリット
新入試に即したマークシート形式
現中3生(2023年2月現在)の高校受験から出題がマークシート形式になります。新傾向をいち早く取り入れてくれているので、とても良い練習になると思います。
過去問による練習があまり効果的ではない中で、こうして本番に非常に近い環境で練習できるのはとても良いと思います。
精確なデータによる合格可能性判定
各教科の偏差値や、現段階での合格率(%)を判定してくれます。こうして数字が出ると本人もかなりやる気が出たようです。
また、受験者数が多いため、合格可能性判定も信頼度が増すと思われます。以下の表は、2021年度の受験者数です。(最新データは愛知県全県模試公式ホームページをご覧ください。)中3になると一気に受験者数が増え、特に夏の第3回以降の受験者数を見ると、多くの受験生が入試を意識して対策を始めていることがうかがえます。
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | 入試直前リハ ーサルテスト | |
---|---|---|---|---|---|---|
中学1年 | 3,755名 | 927名 | 9,531名 | 1,078名 | 9,743名 | ─ |
中学2年 | 6,703名 | 1,289名 | 13,387名 | 1,482名 | 14,092名 | ─ |
中学3年 | 15,002名 | 8,728名 | 30,159名 | 20,459名 | 28,236名 | 3,080名 |
充実のアフターフォロー
模試を受けてから約1か月後に、結果が合格可能性判定とともに返ってきます。息子は塾生ではないですが進学塾TEPを通して受験したので、電話連絡をもらった後、結果を郵送で受け取りました。
こちらが結果の個人成績表の見本となります。受験者の中で自分がどの位置にいるのか、志望校の合格可能性判定など、今後の勉強の指針を定めるのに有益な成績表です。
全教科各問題の正答率など、とても詳細なフォローバックがあり、間違えた個所を確実に自分のものにできるよう細やかな工夫が施されていました。
受験料以上の価値があると思いました。
全県模試の詳細
毎年、愛知全県模試は全5回実施されています。
第1回 7月17日(日)
第2回 8月10日(水)
第3回 9月3日(土)
第4回 10月1日(土)
第5回 12月25日(日)
※2022年の予定です
塾生ではない場合の申し込みは?
気になるのが、塾生ではない場合の申し込み方法ですね。
まず、以下が愛知全県模試の公式サイトになります。
全県模試は四谷大塚系列の進学塾を通して申し込むことができます。東進などもそうですね。
我が家の長男くんは、進学塾TEPが最寄りになりますので、こちらの塾を通して受験する事が出来ました。
最寄りの四谷大塚系列の塾にお問い合わせいただくのが確実ですが、長男くんの友人も過去に一度もその塾を利用したことがありませんでしたが、問い合わせたところ模試のみの受験ができました。もちろん、その後は塾の講習のご案内なども届いたりしますが、しつこく勧誘されるなどの問題は全くありませんでした。
受験料は、3,700円です。電話申し込みの後、コンビニで支払う振込用紙が送られてきますので、支払いを済ませます。そのあと、試験の案内と受験票や志望校を書く用紙などが送られてくる、という流れです。
※自宅受験も可能なようですが、この場合受験料がとても高いですし、本番を見据えて試験会場の雰囲気に慣れておくためにも、会場受験の方がいいかなと思いました。
持ち物
- 制服着用
- 受験票と志望校記入用紙
- 筆記用具(BまたはHBの鉛筆・シャープペンシル)
マークシートは鉛筆の方がマークしやすいと思いましたので、鉛筆も買っておきました♪
実際にマーク式の模試を受けて
問題について
2022年12月25日におこなわれた第5回のマーク模試を受けました。
- 国数英理社の5教科(配点は各教科5点または10点)
- 問題数20問前後で110点満点。
- 1教科40~50分の試験時間。
- 英語は10分リスニング、40分筆記
マーク式という新しい形式であるのと、過去問がない状態ですので、実際の入試を想定して作られた問題を解く機会は、とても有益であると思います。制服着用での受験も入試当日のイメージが湧きやすいですね。
試験後は、解答&解説の冊子が配られますので、自己採点もできますし、すぐ復習ができるのもいいですね!
本人の感想
どんな感想だったか長男くんに聞いてみました。
- 実際の入試のときのイメージが湧いてよかった
- 選択肢を読むのが案外時間がかかると思った
- マークを塗りつぶすのは特に問題なかった
- 休憩が十分あるなと思った
- さなるマーク模試より簡単だと思った
本番当日のイメージトレーニングにもなるので、とてもよい練習になったようです。選択式なので、国語や社会などは選択肢が長く、解くのに時間がかかったなど反省点も見つかり、残り少ない試験対策の時間を有効に使えそうです。
長男くんが述べた感想のうち下2つは、以前から受けていた佐鳴予備校の『さなるマーク模試』と比べての感想です。長男くんはこちらも塾生ではありませんが、夏頃からさなるマーク模試を受けています。2022年度は全7回のさなるマーク模試が行われました。こちらについても、詳しくまとめた記事がありますので、ご参考になれば幸いです!
まとめ
学力検査がマーク式に変更となる初年度の試験ですので、この機会はとても貴重です。受験して良かった点は、
- マーク式問題の訓練ができる
- 個人成績表で自分の位置がわかり、意識が高まる
- 詳細なフィードバックでしっかり見直し、復習できるようになっている
制服を着て受検するので、本番のイメージもしやすくなるよね!
受験生がんばれ~~!
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