家庭学習で子どもがスタディサプリ(スタサプ)を利用するとき、このような疑問はありませんか?
スタサプを家庭学習で利用するには親の助けが必要だと思います。アプリの設定だけでなく、コースの選定や目標設定など、できれば子供と一緒に考える時間を取ってあげた方が良いように思いました。以下、実体験も交えながら、スタサプの効果的な活用方法をご提案します。
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目標設定をする
中学講座の場合、一回当たりの動画再生時間が5分と短い分、非常に多くの動画が存在します。先取り学習として使用する際には、単に気が向いたときに視聴するのではなく、明確な目標があった方が高い意識をもって授業を受けることができると思います。
我が家ではこのように計画を立てました。
我が家では、先取り学習として利用していますので、上で述べたように「共通版」を利用しています。次男くん(小5)は現在、中1の英語・数学・理科・国語をスタサプで学習しています。例として、それぞれの科目の全講義動画数、1週間当たりに視聴する講義数、そのペースで学習すると1学年分の授業を終えるのにかかる時間(週)を次の表にまとめます。
英語 (旧課程 応用) | 数学 (共通版) | 理科 (共通版) | 国語 (基礎) | 英語 (共通版) | |
---|---|---|---|---|---|
全講義数 | 24 | 127 | 76 | 30 | 192 |
講義数(週当たり) | 1 | 5 | 2 | 0.5 | 6 |
所要週数 | 24 | 26 | 38 | 60 | 32 |
テキストを購入する
テキストはPDFで無料でダウンロードできるようになっています。ですので、タブレットにテキストを表示させながら、またはPDFを印刷したものを見ながら受講することができます。
テキストは、書き込みをしながら授業を聞けるように作られていますので、タブレットに表示させるだけでは集中しづらいと思います。最初はA4用紙に印刷していたのですが、印刷した紙の管理が大変になりますし、紙代やインク代のコストもかかってきます。
印刷・製本されたテキストも公式サイトから購入することができます。テキストは1冊1,320円(税込、送料込み)です。(ただし、キャンペーンなどにより価格が変更になることがあります。)PDFを自分で印刷する手間やコストを考えると、テキストを買った方が良いのではと思います。
中学講座の場合、テキストは1教科1学年で1冊です。1冊当たり200ページ前後ありますので、自分で印刷するよりも安くなる可能性があります。また、1冊やり終えた時の達成感もあると思います。本棚に並べた時も見栄えが良いですし、パラパラと見直し(復習)しやすです。
下の写真は中学講座(新課程)のテキストです。主に数学と理科で共通版を利用しています。
英語は旧課程のものを使用しています。国語<基礎>は旧課程・新課程どちらにも属しているようです。
下の写真は長男くんがやっている高校数学のテキストです。数学ⅡBのベーシックレベル(前編と後編)と数学IAⅡBのスタンダードレベル(前編と後編)です。問題に対してかなり広く余白が取ってありますので、授業を聞きながらテキストに解答を書き込むことができます。
このように、テキストはPDFで無料ダウンロードできるようにしてあるのですが、学習効果を考えるとテキストを購入したほうが良いのではないかと思い、必要なものをすべて購入しています。
テキストで復習をさせる
講義を聞くだけではすぐに忘れてしまい、なかなか身につきません。週ごとの目標を立てても、それをこなすことが目的化してしまい、実際に身についていないという事態も生じました。そこで、毎週の学習計画の中に、復習を明確に含めることにしました。
具体的には、以下の2点の見直しをさせています。
動画を見直すことはしません。動画を見直さなくて済むように、大事なことはすべてテキストに書き込むように指導しています。それを見て思い出すという作業をするようにしています。もう一度問題を解き直したりすると、すごく時間がかかって負担になります。あくまで、見直すだけ、それを最低2回は繰り返す、自信がなければ2週前のものやそれ以前のものも見直すようにしています。
毎週の勉強の達成状況が一目でわかるように、下の写真の表をリビングの良く見えるところに貼っています。(ス)と書いてあるものと国語はスタサプのノルマが終わるとシールを貼るようにしています。(本)とあるのは、スタサプ以外の問題集のノルマが終わると貼るところになります。(スタサプの内容理解の定着のために問題演習もしています。)この表に、【復習】という項目を作って、しっかりと復習をするよう意識づけを行っています。
授業に集中できる環境を整える
スタサプの場合は、塾通いと違って、自分が受けたい時にいつでも授業を受けることができます。いつでもできるということは、その安心感からいつまでもしないということと紙一重です。ですので、まずはスタサプに取り組む時間を決めて習慣化してしまうことが大事だと思います。次男くんは、平日学校から帰ってからだと集中できないようで、学校が休みの週末の午前中にまとめて取り組んでいます。(平日は問題演習をコツコツと取り組んでいます。)
また、我が家では、小学生はリビングで勉強していますので、タブレットで音声を再生すると、周囲の雑音で聞こえなかったり、注意をそらされてしまいがちです。とくにまだ幼稚園年中の次女ちゃんが走り回ったり大声で笑ったりすると気が散ってしまいます。そこで、ノイズキャンセリング付きのヘッドセットを購入し、周りの声を気にせず授業に集中できるようにしています。
問題演習を通して定着を図る
中学講座を先取り学習として使用する場合は、問題演習量が少ないように思います。また、授業と異なる観点からの問題に対応できる応用力も鍛える必要があります。
英語の場合は、スタサプにリスニング講座がありますので、そちらを利用することができます。これらに加えて、英単語覚えるための英単語帳や長文読解・英作文などの演習が必要になると思います。
数学については、良問をそろえて解説してくれているのですが、中学数学では計算力の向上など反復練習が必要な単元も多くあると思います。
理科についても、暗記型の問題ではなく、思考型の問題が主流になってきています。教科書の理解に基づいて、実験結果を推測したり、自分なりのアイデアを問われたりするなど、知識を基にした論理的思考力が試されることが多くなってきています。確実に知識を増やすとともに、問題演習を通して応用力も高めてほしいと思います。
このように、スタサプを通して、学習内容の理解は行えると思うのですが、その理解を定着させるために市販の問題集の活用も考慮に入れるのが良いかもしれません。
まとめ
スタサプは経済的にも優しく、幅広い学年に対応しているので、家庭学習と相性は抜群だと思います。スタサプの効果的な活用方法を下にまとめます。
少しでもご参考になることがあればうれしいです!